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上げるの忘れてた
最近はピクシブにログ固めてあげてます
(1/2)
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最近はピクシブにログ固めてあげてます
(1/2)
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彼の構造は大抵シンプルだ。階段を上がって、高架があって、それだけ。何故それに憧れるかと言えば、唯一の共通点、都でわっかを描くこと。もっと自由に考えろ、低い声で彼が言う。百年も生きて、初めて共通点があることで喜ぶ相手ができた。そう言ってくれる彼の喜びを、若い自分は未だ分け合えない。
(やまえど)
*
星を数えるのが得意だ、それは海にいた男には当然のことだ。屋根の上から星を見る仕事は凌統には幼い頃から縁遠く、彼の筋肉の付いた腕が指を差して星を教えても意味なんて知れない。ただ、彼の目に映った星ならば数えられる気がして、ばっかみてぇ、言って漸く、丸い目が空から自分に転じて満足する。
(甘凌/三國無双)
*
心と体が別物なら、とみずほは不意に思った。何年経っても慣れないコンタクトを指先で握りつぶしそうになる。理性が心になければ引き寄せられるようにあの男に飛び込むのだって許されるかもしれない。手を洗えば指先を囓られたあとが流水で沁みた。前髪からは煙草の匂いがした。だが彼はここにいない。
(UFJみずほ/自宅銀擬)
*
ジグソーパズルは好きだよ、いつか答えが出る。最初はあんなに複雑なのに、いつか噛み合っていく。でも恋は好きじゃない。噛み合わないまま時間が過ぎて、夢を見るだけ辛いばかり。詩的な言葉の連続の裏に見える男の姿に新羅は呆れる。どうせかみつき合うならば、タイミングくらい合わせればいいのに。
(シズイザ)
*
好き嫌いが多いと大変でしょ、宇都宮は笑う。好き嫌いがあってもそれを表に出さなければわからないよ、と返すと、彼は笑ったまま首を捻る。君はよくわかるけどな、そんなに僕を邪険にして? 君を邪険にしてるんじゃなくて、あっちを特別に扱ってるだけ。言わないのは、どうせ彼が一番知っているから。
(東海道本線×京浜東北)
*
仰ぐ空はどこまでも遠く広い。何もない、自分も要らない。轟々と音を立てて走る車両、隣に立つ彼のことを見ることすらままならない。この恋の首を絞めて殺してくれたらいいのに、可憐に咲く花を摘むように首を落としてくれたらいいのに、ただそこにいる彼を切望するだけで、そう、恋は加速するばかり。
(東海道本線×京浜東北)
*
所詮狭量なら初めから割り切ればいいのに諦められない自分が煩わしいと視界を閉ざす。遠くで揺れる金の髪はまだ気付いていない。自分は上から下まで真っ黒、誰にもそぐわない身を街に溶かし、夢を夢に見て現に宙ぶらりん。振り向いて彼が殴りかかってきたらそれでいい、それまでのこの憂鬱はまるで恋。
(シズイザ)
*
ひんやり冷えた胃に彼の優しさが沁みる。コンソメスープを自分のために作ってくれる東海道が可笑しい。電気ケトルも粉末スープもある時代だ。彼だってそんなものを作ることが出来ると知っていても、「ほらよ」「ありがと」あの日にお揃いで買ったマグカップ、彼の背中、幸せを実感するのが秋の夜長だ。
(東海道本線×京浜東北)
*
恋の前に理性は意味を持たない。だから適切な距離を取ろうとじりじり一歩ずつ引く。君にそんな僕の思惑は通じない。何で逃げるんだ、君が近付くからだよ!そうか。容赦のない黒い目が僕の目の前にまた一歩。いつか僕の存在が台無しになるくらい君は眩しいから、僕は息を吐き君の名を呼ぶ。東海道、と。
(東海道本線×京浜東北)
*
夜は愚か、いつも距離感を見えなくさせる。ましてその目は色ガラスの向こう、覗き込めば食われるとわかっている。それでも「胸無いな」「できても困るでしょ」一時的な体の変化が彼にもたらす優しさに、無為に飛び込む。体を寄せれば温かな腕、自分の体の柔らかさに違和感を覚えて、優越感に浸るのだ。
(静甘)
(やまえど)
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星を数えるのが得意だ、それは海にいた男には当然のことだ。屋根の上から星を見る仕事は凌統には幼い頃から縁遠く、彼の筋肉の付いた腕が指を差して星を教えても意味なんて知れない。ただ、彼の目に映った星ならば数えられる気がして、ばっかみてぇ、言って漸く、丸い目が空から自分に転じて満足する。
(甘凌/三國無双)
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心と体が別物なら、とみずほは不意に思った。何年経っても慣れないコンタクトを指先で握りつぶしそうになる。理性が心になければ引き寄せられるようにあの男に飛び込むのだって許されるかもしれない。手を洗えば指先を囓られたあとが流水で沁みた。前髪からは煙草の匂いがした。だが彼はここにいない。
(UFJみずほ/自宅銀擬)
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ジグソーパズルは好きだよ、いつか答えが出る。最初はあんなに複雑なのに、いつか噛み合っていく。でも恋は好きじゃない。噛み合わないまま時間が過ぎて、夢を見るだけ辛いばかり。詩的な言葉の連続の裏に見える男の姿に新羅は呆れる。どうせかみつき合うならば、タイミングくらい合わせればいいのに。
(シズイザ)
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好き嫌いが多いと大変でしょ、宇都宮は笑う。好き嫌いがあってもそれを表に出さなければわからないよ、と返すと、彼は笑ったまま首を捻る。君はよくわかるけどな、そんなに僕を邪険にして? 君を邪険にしてるんじゃなくて、あっちを特別に扱ってるだけ。言わないのは、どうせ彼が一番知っているから。
(東海道本線×京浜東北)
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仰ぐ空はどこまでも遠く広い。何もない、自分も要らない。轟々と音を立てて走る車両、隣に立つ彼のことを見ることすらままならない。この恋の首を絞めて殺してくれたらいいのに、可憐に咲く花を摘むように首を落としてくれたらいいのに、ただそこにいる彼を切望するだけで、そう、恋は加速するばかり。
(東海道本線×京浜東北)
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所詮狭量なら初めから割り切ればいいのに諦められない自分が煩わしいと視界を閉ざす。遠くで揺れる金の髪はまだ気付いていない。自分は上から下まで真っ黒、誰にもそぐわない身を街に溶かし、夢を夢に見て現に宙ぶらりん。振り向いて彼が殴りかかってきたらそれでいい、それまでのこの憂鬱はまるで恋。
(シズイザ)
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ひんやり冷えた胃に彼の優しさが沁みる。コンソメスープを自分のために作ってくれる東海道が可笑しい。電気ケトルも粉末スープもある時代だ。彼だってそんなものを作ることが出来ると知っていても、「ほらよ」「ありがと」あの日にお揃いで買ったマグカップ、彼の背中、幸せを実感するのが秋の夜長だ。
(東海道本線×京浜東北)
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恋の前に理性は意味を持たない。だから適切な距離を取ろうとじりじり一歩ずつ引く。君にそんな僕の思惑は通じない。何で逃げるんだ、君が近付くからだよ!そうか。容赦のない黒い目が僕の目の前にまた一歩。いつか僕の存在が台無しになるくらい君は眩しいから、僕は息を吐き君の名を呼ぶ。東海道、と。
(東海道本線×京浜東北)
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夜は愚か、いつも距離感を見えなくさせる。ましてその目は色ガラスの向こう、覗き込めば食われるとわかっている。それでも「胸無いな」「できても困るでしょ」一時的な体の変化が彼にもたらす優しさに、無為に飛び込む。体を寄せれば温かな腕、自分の体の柔らかさに違和感を覚えて、優越感に浸るのだ。
(静甘)
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