twitterSSSログその６

ちょっと原稿ラッシュが落ち着いたらhtml組んでちゃんとジャンル分けて
該当のものは該当のページに突っ込む所存
（２／２）

すいませんシティの原稿が未だ終わってません
あとエロがお家芸みたいなサークルですが今回R指定無しのつもりなので
ちょっと大丈夫か心配になってきました

いっつも拍手ありがとうございます
原稿中にたまに眺めに行ってにそにそしてます
みんな！　オラに元気を分けてくれ！！！！！

すいませんでした

＊

私はもうお嬢様のものです、貴女の答えは聞かなくても分かっているから、私は貴女の唇を塞ぐ。牙を立てても痛がらない貴女の唇から吸い上げる血は甘い。でもなぜだろう、私は問う。咲夜、貴女が足りない。叫び声で目を覚ます、お嬢様、魘されていましたわ、その声が聞こえる。寝ても覚めても、ずっと。
（レミ咲）

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世界の全てが欲しいの、と乞えば、貴女は薄く笑い長い睫毛で目を伏せて、お花も玩具もお菓子も、仰せのままに致しましょう、なんて言う。違うの、咲夜、違うの、背を伸ばし貴女のヘッドドレスを投げ捨てて、壁に押し付けて私は叫ぶ。違うの、貴女が欲しいの。貴女をちょうだい。
（レミ咲）

＊

お嬢様、とそのくちびるが滑る様を見慣れている。彼女の生きてきた時間より、自分のそれの方が遥かに大きく、全てを知っているような気になっていた。だがレミリアはまだ知らない。沢山の通り名ではなく、あるいは敬称でもなく、もっと自分を特定する音を、咲夜に紡いでほしいと願うこの願望の出所を。
（レミ咲）

＊

差し伸べた手を息を切らした彼が跳ね退ける。大丈夫です、と薄い声で、喧噪と新たな駅の焦燥にまみれながら、空色の目に痛いほどの緊張をぴんと張って。新しい施設ならば付き物の故障すら自分一人で飲み込んで、東海道さんは楽になさって、拒絶しか知らない若さの、まさしく生まれた、凍える日だった。
（本線京浜、京浜線開業日）

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気が触れるような眩暈の向こう、音の鳴る高架に沿って歩けばたどり着く夜の河原、永遠とも見えるような黒い川の向こう、ビルの明かり。あちらはまるで彼岸だわと彼女は思う。色なす紅色や桃色の炎に包まれた街を蹴飛ばすように川に飛び込めば、それでも三途はわたしの身を食らうのかしらと、夢を見る。
（南方駅くらいから梅田を臨んだイメージに遊郭設定を足したオリジナルのような何か）
（二次創作色足して使い回すかも知れない）

＊

これが本気の恋なら、あまりに哀れでどうしようもなかった。人気のない線路沿い、フェンスを掴んで行き交う電車の音を聞き、思うことはただ一つ、一度でいい、彼の全てになりたい。激情に流されない男のことを好きになったのは、自分だった。滑稽な切なさが足を踏み出し、あの線路に飛び込む夢を見た。
（本線京浜、大森くらい）

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気分屋だから、と、フェンスを器用に歩きながら彼は言う。恋なんて、欲しくなるまで分からないよ、と。君は今誰が欲しいの？と尋ねた僕に、臨也はすっと目を細めた。シズちゃんじゃなきゃ誰でも良い、赤い服がはためいて、口元に薄い笑み、特定された彼はこんなに乞われて、さて、どう答えるのだろう。
（シズイザ、来神）

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足りないものがあるから求め合うのか。暗がりの中自然に目が覚めて、隣に眠る静雄を見たとき、臨也は不意に芽生える衝動を知る。暗がりの中、確認できない輪郭を記憶で補い、その手の指に恐る恐る触れて、自分の渇望が満たされることに気づく。欲しがったものを知り、そしてそれを、人は恋と呼ぶのだ。
（シズイザ、来神）

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茫洋とした不安に苛まれるのはどちらかと言えば女の仕事であり、だから体が突然やわらかくふくらんだ今の自分にはふさわしいのかもしれない。いつもより一回り余る制服の袖を、折れば悪目立ちする。袖に隠れる手の甲を握りあわす。秘密を共有したいひとは、ここにはいない。指を組めば手は小さい。
（本線京浜、女体化習作）

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どんな名前だって、姿だってお前だったらいいのに、中学生の頃にはそう言われた気もするのに今の彼と来たらまるでつれない。ただの同級生でしたと言われて納得がいかない。大人げない自分を隠して、同調して笑顔を浮かべると、今度は机の下で手の甲をつねられた。可愛げを使い分けるなんてたちが悪い。
（シゲタツ）